DIARY

2010.2.8(月)  

YoutubeでCrampsのライブ映像を観たり、
AMA Supercrossの映像を観たり。

こうやってCrampsのライブ映像が観たいと思ったらすぐに観れるんだもんな今は。
ぼくが中学生の頃には、Crampsのライブ映像なんか一生観れないと思っていた。
Crampsは最高のB級オカルト・ロックンロールバンドだ。
女性の下着を着けてマイクで前歯を折りながら歌うLux Interior。
ゼブラの水着を着て最高にかっこよくグレッチを弾くPoison Ivy。
彼らの馬鹿馬鹿しい大暴れには、
ものすごくセンスのいい悪趣味には、
いまもワクワクさせられるところがある。
彼らが1970年代から、
30年近くずっと同じようなスタイルでライブを続けていたことは、
驚異的なことだな。


追伸。
いまCrampsのことを調べていて、
Lux Interiorが去年に亡くなられていたことを初めて知りました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

2010.2.5(金)

この間「探偵ナイトスクープ」で、
マイケル・ジャクソンの「ホーッ!」を聴くだけで、
その曲がなんの曲か絶対に分かるという10代の少年が出ていた。
マイケル。「ホオーッ!」
石田探偵。「このホーッ!は?」、
少年、即座に「ビリージーン」、
マイケル。「ホッ!!」
石田探偵、「ではこのホーッは?」、
少年、「バッド」。
という具合に、100パーセントの正解率だった。

マイケル・ジャクソンの普遍性ってすごい。
彼はミュージシャンとしてとてもクオリティの高いアルバムを作ったけれど、
あのパフォーマンスを見ても分かる通り、
ミュジーシャンという存在を超えた、
とんでもないエンターテイナーだった。
どんな国に住んでる人も、
どんな年齢層の人も夢中にさせるような、
普遍的なエンターテイメントを作りだす人だった。
だから探偵ナイトスクープの少年のような、
新しい熱狂的なファンがいまも生まれているんだよな。

今日、遅ればせながらやっと"THIS IS IT"を買った。

2010.1.28(木)   

身体のあちこちが痛いな。
ライブというのはいつの間にかいろんな箇所の筋肉を動かしているみたいでさ。

今回のHole Shot Tourでは、
エレキギターはほとんどエピフォンのシェラトンというセミアコ一本しか弾かなかった。
いつも最後にやる「R&R」という曲では、チューニングを一音下げているため、
その曲専用にギブソンのファイヤーバードを使っているのだけれども、
それ以外のエレキは今回は全部シェラトンを弾いた。

シェラトンは元々ぼくの親友のギターで、
ギターのノイズをなんとかしろと当時バンドメンバーによく言われていたぼくが、
あまりギターを弾かなくなった彼に借りたものだ。
それが二十歳頃のことだからもう二十年以上もシェラトンを使っているんだよな。
彼は優しい奴で、やがてぼくの持っていた別のギターとシェラトンを交換してくれた。
そのギターは時間が経つほどにどんどん良く鳴るようになってきて、
今回のツアーでは、全曲もうこのギターしかしっくりこないまでになっちゃってさ。
実は彼はもうこの世にはいないこともあって、
ぼくはこのギターを彼の形見のように思っている。

いつものツアーではエレキギターは2〜3本用意して、曲によって変え、
ギターを変える度にローディーさんにチューニングしてもらっていたのだが、
今回はほとんどの曲をシェラトンで弾くことになったので、
自分で曲と曲の間にチューニングした。
その間、お客さんを待たせてしまうことになるので、
チューニングしながらたどたどしいMCをした。
クアトロのようなホールでは、
ステージからお客さんがよく見えるから話しやすかったけれど、
AXのようなすこし大きめなホールでは、
照明が自分に当たるとお客さんがまったく見えなくなってしまうのを忘れていて、
MCの時、いつの間にかひとりだけでしゃべっているようになってしまって、
難しかった。

今回ツアーで酷使したからか、
いままで一度もトラブったことのない丈夫なシェラトンが最終日のリハーサルで、
ついにリアピックアップが鳴らなくなった。
でもこのギターなしにはバンドのアンサンブルが成り立たなくなっていたので、
サブのギターは使わず、
最終日本番はフロントピックアップだけですべての曲を演奏した。

4人のギターバンドになって、
メンバー一人一人の演奏がバンドに与える影響がとても大きくなった。
誰一人お休みする暇がない、演奏の気を抜くことができないところが、
4人編成という小編成バンドのスリリングな面白さなんだよな。



2010.1.25(月)

ポール・ウェラーのSun flowerという曲を聴いた。
この曲の入ったポール・ウェラーのソロアルバム発売当初、
ぼくはそんなにピンとこなかったのだが、
いま久しぶりに聴くとやっぱりかっこいい。

ぼくが東京の大学に入ってすぐに友達になった先輩がモッズだった。
ニューウェーヴ一辺倒だったぼくは、
その先輩を通して初めて東京のモッズシーンの存在を知り、
そんなにピンと来てなかったThe Jamがかっこ良く思えてきて、
先輩に聴かされてスモールフェイセスなどの60'sブリティッシュロックを知り、
アメリカ西海岸のガレージパンク、サイケデリックミュージックなどの音楽に出会った。
その先輩はライトやミラーをデコレーションしたベスパに乗り、
サイドベンツに三つボタンの細身の改造スーツ、
細いネクタイにアーミーコートという典型的なモッズファッションで大学に現れ、
ぼくをベスパの後ろに乗せてくれたり、モッズの踊り方を教えてくれたりした。
ぼくは先輩のThe Jamのコピーバンドを手伝わされ、ドラムをたたいた。
ぼくはポール・ウェラーよりもどちらかというとアンディ・パートリッジ派だったが、
先輩の友達のモッズバンドをいくつも目の当たりにして、
なにかすごく眩しいものを観たような気がした。
おしゃれすぎて小憎らしい感じさえした。
圧倒的にかっこいいと思った。

ぼくはデビュー当時よくポール・ウェラーに影響されているのではと質問されたが、
XTCには影響された自覚があるが、
ポール・ウェラーにはそんなに影響されていないと思う。
当時のぼくの先輩達はポール・ウェラーから半端なく影響されていたので、
それに比べて自分はそんなでもないかなと思っていたんだ。

ポール・ウェラーを見ると、
なにか自分の好きな女を盗られるような、しゃらくさい感じがした。
かっこ良すぎて嫉妬してしていたんだ。
でもやっぱり当時イギリスのパンク・ニューウェーヴ・シーンのなかで
一番スタイリッシュだったのがジョン・ライドンで、
二番目にスタイリッシュだったのが、
ポール・ウェラーかスペシャルズかBOWWOWOWだったように思う。
ポール・ウェラーは、
ロックがブラックミュージックをシンプルにして爆発的にラウドにした音楽だということを、
音楽的な態度で示していてかっこ良かった。
でもぼくは結局モッズにはならなかった。
モッズには嫉妬のような憧れのような微妙な感情をずっと持ち続けたままだった。

その16、7年後、とある音楽フェスでポール・ウェラーと同じステージに立ったとき、
彼は、爆音で鳴らしているギターアンプの上に、
大きなヒマワリの花を生けていた。
歌っている曲は、イギリスの選挙制度についての歌だった。
イメージ通り、おしゃれな人だった。

大学時代のある日先輩が、血相を変えてすごいモッズバンドが現れたと言って、
ライブを録音したカセットテープをぼくに聴かせた。
「ブルーハーツ」というバンド名だった。
その後ブルーハーツが大成功を収め、
若者の誰もが知るバンドになるとは思いもしなかったけれど、
当時からなにか特別な存在のバンドという感じだった。

実はぼくは、日本のロックミュージシャンで一番おしゃれな人は、
甲本ヒロト君だと思っている。
彼の持っているものや着ている服は、いつもなんかかっこいいんだ。
ぼくはどちらかというと洋服などには無頓着な方なのだけど、
彼はぼくにまったくない洒落たセンスを持っていて、
いつもなんか眩しく見えるんだ。

2010.1.7(木) 

 

ビートルズのファーストを聴く。
ビートルズだったら最近はこの"Please Please Me"しか聴かなくなっちゃった。
この惚れ惚れするアルバムでビートルズは、
比較的に大人数で演奏されるモータウンなどの黒人ダンスミュージックを、
ギター二人、ベース、ドラムのたった4人だけで、
楽器を演奏しながらコーラスを加えたりして工夫をこらして、
迫力ある白人R&Bに作り変えている。
一つのマイクに二人で歌ったりとか、
日本のグループサウンズの人たちが真似したりしてた、
典型的な初期のビートルズスタイルがここにある。
シンプルなかっこよさがここにある。
生演奏一発録音の、やり直しがきかないソウルがここにある。
ロックバンドの原点、お手本がここにある。
シンプルだけれども、すごいカラフルで広がりを感じさせるアレンジと歌だ。

当時のビートルズのメンバーがどういう音楽に影響されたのか、
どういう音楽を目指そうとしていたのかを、
"Please Please Me"を聴くと、
ぼくはだいたい予想できるのだけれども、
影響を受けた音楽からどういうふうにオリジナル曲を作り、
どういうふうに頭を悩まし苦労してアレンジしていったかが、
同じ4人のバンド形態をやってみると、
より具体的に伺い知ることができるんだ。
そしてやっぱりすげえなと感心してしまうんだ。

バンドはバンドの真似から始まったわけではなかった。
初期ビートルズが影響を受けた音楽は、
スモーキー・ロビンソンやリトル・リチャードやエルヴィスの音楽のように、
ほとんどが、オーケストレーションやホーンセクションやコーラス隊のいた音楽だった。
でもそういった音楽をたった4人だけで演奏できるように、
めちゃくちゃクールにアレンジをシェイプアップさせて、
エネルギッシュにロック(身体を揺らすの意)する音楽に「変換」し仕上げた。
初期ビートルズのクリエイティブは、
そういった「変換」のクリエイティブだったんじゃないのだろうか。


2010.1.6(水)

ハーイ!タコス食ってるー?
リハしてる俺たちメンバー内に熱く盛り上がるラテンロック!
今日はベーシスト・鹿島・(ホセ)・達也さんがサンタナのCD聴かせてくれたよ。
ホット過ぎる!
冬なのに熱過ぎるリハーサルスタジオ!
熱がこんもりこもってます!
ファ、ファ、ファ、ファンキー!
サイケ!
肉食音楽!
ケバブー食いたい!
Hole Shot Tourは肉が食べたくなるライブになりそうです!
みなさん、できればサイケなファッションで来ていただくと、
さらにライブが楽しめるかもしれないです

2010.1.4(月) 

今日もHole Shot Tourのリハ。
やっぱりバンドは面白すぎるよー!!
目がまた二重まぶたになっちゃったから、
身体はすこし疲れているのかもしれないが、
楽しくて疲れがほとんど感じられない。

音楽を演奏し始めて30年が経ったけれど、
音楽、演奏、歌、合奏、アンサンブルは、
どこまで知った気になっても知らなかったことがまだまだぜんぜんあって、
いくつになっても発見がある。
30年経った今でも、バンドをやる度、新鮮な驚きがある。
楽器を生で合奏することの楽しさは、
生の音楽をみんなで体験する濃いい楽しさは、
情報が表現できるものじゃない。
だからインターネットでいくら検索したって分からないし、
バーチャルなものでは置き換えられない。
音楽のよろこびをナメるな。

ツアーのメニューは一ヶ月以上ああだこうだ悩んだけれど、
リハーサルを始めて実際にみんなで音を合わせると、
思いもよらなかった新しいアイデアが生まれて、
具体的なテーマが一気に出来あがってきた。
サイケデリック!
ソウルフル!
ファンキー!
きな臭くてホットなラテンロック!
テレビから聞こえてくるあの曲もやるかもしれません。
皆さん、ぜひ遊びにきてください。

ビートルズも4人。クラフトワークも4人。
バンドには、4という黄金律があるんじゃないのか。
4人で演奏していると、つくづくそう思うんだ

2009.12.16(水)

夜中になにか音楽を聴こうと思ってiPodのリストをぐるぐるやる。
ぼくのiPodは160G bite入るやつで、
めちゃくちゃに曲を入れているからもうわけが分からなくなっててさ。
音楽を探そうとしてもレコード棚をじっくり眺めるわけじゃないから、
なんか目がチカチカしてくるんだよな。
夜だからあまりラウドなものは聴くテンションじゃないし、
とか思いながらリストをぐるぐるやっていると、
ジョナサン・リッチマン・アンド・ザ・モダンラバーズのアルバム
"Summer Morning"が目に留まった。
一曲目になにか中国だか台湾だかの民族音楽みたいな不思議な曲が入っているやつだ。
全編アコースティックでオリエンタル風な民族音楽のような
オールディーズっぽいロックンロールのような、
なんともいえない彼らならではの音楽をやっている。
でもただデタラメに音楽をやっているわけじゃなくて、
やっぱりすごくアーティスティックな音楽なんだ。
聞いた話では彼はいかに小さい音でロックンロールをやるかを考えていたらしい。
モダンラバーズは二十歳の頃アルバイトしていた中古レコード屋で知って
それ以来大ファンだ。
キャラクターがとぼけたようないい味があってさ。
映画「メリーに首ったけ」でベン・スティラーが失敗したりして落ち込んだときに、
なぜか木の陰からジョナサン・リッチマンが現れて
失恋の歌を歌いながら変なギターを弾くんだ。
意外に男前なんだよな。

2009.12.4(金) 

 

いままでも音楽を演奏するときに自分で無意識にやっていたことなのだけれど、
今日初めてはっきりと自覚できたことがあってさ。

手に右利き左利きがあるように足にも利き足があることは、
サッカーをやったことがある人なら分かると思うのだけれど。
旧車を除いた一般的なオートバイは右がブレーキペダルで左がシフトペダルになっている。
左が軸足の人が多いからということなんだよな。
操作することの多いブレーキペダルを利き足である右足で操作した方が良いということなのだろう。

最近ようやく、バイクの運転操作はほとんど足でするのだということを、
実感として分かるようになってきた。
足で加速を感じて反応させ動かしたりしているうちに、
バイクの運転以外でも自分の足の動きを意識することが多くなった。

今日弾き語りのリハをしているとき、
バイクに乗っているときのように足の動きを意識していたら分かったんだ。

音楽を演奏するとき、ほとんどの演奏者は足でリズムを取っているのだけど、
右と左、どっちの足でリズムを取ると良いのか。
右足でリズムを取るのと左足でリズムを取るのとではノリが変わってくると思うんだ。
そこで気がついたんだよな。
案外このことは誰も教えてくれなくてさ。
田島のやつ今頃気づいたのかよって言うミュージシャンもいるかもしれないな。

軸足でリズムを取るのが良いリズムの取り方だと思うんだ。
ぼくの場合は利き足が右足で軸足は左足。
だから左足、しかもつま先でなくて踵でリズムを取るのが良いと思うんだ。
つま先でリズムを取るのと踵でリズムを取るのとでは、またノリが変わってくるのだけれど、
軸足のかかとでリズムを取ると身体にグルーヴが発生してテンポが安定する。
軸足のかかとでリズムを取ったほうが良いノリが身体に生まれるんだ。
ドラマーは右足でキックを踏みながらハイハット側の左足の踵でリズムを取っていることが多い。

左足を軸足にして、右足で、
歩くのに邪魔な石とか枝とか草を退けたり蹴ったり、
人間はきっとかなり昔からそういう動きをしてきた。
利き足の方は何かを操作するのに適している。
でも何かを操作する方の足だから、
リズムを利き足で取っても身体はそんなに揺れない。
軸足は本来体重をのせて動かさないためのものだけれど、
その動かさない方の足でリズムを取ると、体全体が揺れて、
人は波を感じて、なにかを思いだすんじゃないかな。
うまくいけば、その波は広がって、他の人に伝わる。

軸足でリズムを取り体全体をグルーヴさせる。
リズムキープは軸足の踵でリズムを取るとうまくいく。
軸足はひとによって違うから、
右でリズムを取った方がよい人と左で取った方が良い人がいると思うんだけどね。


2009.12.3(木) 

 

このあいだ出てきたレッドカーテン時代の珍しいライブ写真。
屋根裏でやったときの写真だね。
1986年頃だと思う。
ギターはすでにいまと同じエピフォンを使っている。
この頃はモラリス(モズライトのコピーモデル)の、
12弦エレキを真ん中2弦だけ復弦にして8弦にしたやつと、
このエピフォンがメインだったな。
真ん中がぼくで、もちろんウィッグとかではなく、地毛です。
この頃は電車に乗ると周りの人がぼくを避けるようにしてたね。
左にベースのオリ君、右にギターの村山君。隠れているけれど後ろにドラムの秋山さん。


 


   
     
     
   
   

 



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