DIARY

2009.2.27(金)

雨はざあざあ、雪はしんしんと言う。静かなときを、「しんとしている」 と
言うから、しんしんというのは、静かな音の表現だろう。今日のお昼、駅のホ
ームにけっこう人がいるのに誰もしゃべっていないなあと感じたのは、駅に牡
丹雪が降っていたからだ。雪は音の角を削って静かにしてしまう。
郡山に住んでいた高校時代、雪の積もった田んぼがあまりに静かだから、学
校帰り友達と田んぼに向かって大声でなにか馬鹿なことを叫んで、げらげら笑
った。自転車通学だったから、雪の日は車輪に雪が詰まって凍り、信号が青に
なって自転車を漕ごうとしてもペダルが動かないなんてことがしょっちゅうだ
ったな。
今日のように外が寒くて部屋があったかいと眠くなるんだな。こういう日こ
そ、ジャック・バウアーのようにテンション上げて仕事せにゃな。

2009.1.7(水)   

ぼくが1月におしるこをよく作ってしまうのは条件反射的なもので、子供の
頃の記憶がそうさせているんだな。正月になると母親に作ってくれとせがんだ
ものだった。碗から立ちのぼる白い湯気の向こう、アズキから顔を出したすこ
し焦げの入った餅を見て、嬉しくてニヤけていたガキのおれ。
7日を過ぎればお正月ムードもいっきに薄れてゆくけれど、ぼくのおしるこ
ブームはあと3週間ぐらいつづく。

今日も穏やかな冬の陽射しが降り注ぐ街の交通渋滞をくぐり抜け、883で
アトリエに来た。インドでは交通渋滞の中に、突っ立っている牛や豚の家族や
難民の子供たちも交じっていた。インドの高速道路を走っている時、正面から
牛飼いに従って2百頭くらいの牛たちがのんびりと逆走してきた時の驚き。イ
ンドでは牛は神様だから丁寧に扱わなければならなくて、みんながそれを守っ
ている。だから車がびゅんびゅん走っている道に牛が昼寝をしていても誰も問
題にしない。道なんだから牛が歩いてもいいじゃないかっていうのは、日本や
欧米だったら近代以前、ひょっとしたら古代の常識、社会通念なのだろうけれ
ど、インドでは、かたや ITだなんだで新しい街ができつつある一方で、そんな
昔ながらの社会がとても強く残っているのが面白い。日本の時間軸は一本って
感じだけど、インドの時間軸は何本もあって、人によって好きな時間軸を選べ
るみたいになっている感じなんだな。おれは古代、あいつは近代、みたいなか
んじで。だって高速道路にフツーに牛だぜ。インド、ベトナム、中国のこれか
らの発展の話題をよく耳にするけれど、少なくともインドは、僕らが普通だと
考えるような発展の仕方とは違う発展の仕方をしそうな感じがしたな。また、
そう発展したら面白いんじゃないかと思ったんだな。


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