DIARY

イカシタ彼女

うわ寝過ごした。
映画を一本見て特典映像を見てるうちに寝ちまったみたいだ。
その映画は「エリン・プロコヴィッチ」という実在する女性の物語。
3人子持ちのシングルマザーで身寄りもなかった彼女が、
弁護士の下働きの職になんとかありついてから大奮闘する。
そして彼女の人生が大きく展開してゆく。
特典映像では実際の彼女のインタビュー映像が収録されており、
その話しぶりから伝わってくる彼女の強く温かい人柄の魅力に心動かされ、
アメリカにはこんなに男前な女性もいるんだなあと感心しているうちに寝ちまった。
スーパーヒロインだけれどスーパーヒーローの物語だなこりゃ。
男前っていうのはひょっとしたら男も女も関係なくて、
大きさにかかわらず困難や障害に奮然と立ち向かってゆく勇気を持ち、
実際に行動することできる人かどうかってことなんじゃねえか。
こんなシンプルなことを実際に生活しているとなんでオレたちは、
どこかでひねくれたりして忘れちまうんだろうか。
イカシタ彼女に闘魂を注入されちまった。
彼女と接したあの住民たちもきっとそうだったんだろうなあ。




天国から来たチャンピオン

映画「天国からきたチャンピオン」(1978)を見た。
この映画もずうっと前に見ようと思っていて見過ごしていた映画でさ。
名作として今もレンタルビデオ屋に並んでいる作品だけあって、
この映画をまだ見ていない人のために筋をここに書くことができないのが苦しいくらい、
面白かったな。
それでこの映画はどこか落語に似ているなあと思ったよ。
この映画の「笑い」は落語の「笑い」に似ていると思った。
「死」の周りにある、タブーとしての「笑い」にね。
本来重いテーマであるはずの「死」を極端に軽く描くことによって、
「笑い」を生み出し、
さらに、生=記憶、死=忘却、という構図を浮かび上がらせている。
この映画が描いている、
忘却を超えてゆこうとする「思い」の悲しさ。
それが、時代を超えて人の心の琴線に触れるのかな。





超人トニー・ジャー

映画「マッハ弍」(タイ)を見た。
主演のトニー・ジャーは、ジャッキー・チェン、
ブルース・リー、千葉真一、マイケル・ジャクソンらを掛け合わせたような、
タイのすごいアクション俳優で、ぼくは彼のファンだ。
彼が出演する映画のアクションシーンは、
CG無し、スタントなし、ワイヤーアクションなし、
早回しなし(あるように見えるが)で撮影されているというのがウリで、
体当たり一発勝負の、凄まじく危険でテンションの高いシーンがオンパレードなのだ。
「マッハ!!!」のメイキングを見ると、
怪我人が続出していてよくこんな映画を撮ったなと驚く。

「マッハ弍」も最初から最後までほぼすべてアクションシーンで占められており、
カンフーやら酔拳やら忍術やら剣の立ち回りやら、
様々な格闘技が次から次へと演じられ、
象の群れの背中をジャンプしながら走りまわったり、
櫓から突き落とされて岩山に体を激突させたりなど、
骨折だけでは済まされないシーンが目白押しである。

トニー・ジャーの超人的な体のキレに魅せられる。
こんなに肉体が躍動する映画が今どき作られているのが嬉しい。
ああ面白かったなあ。





成長する歌

映画「ヤング@ハート」を見た。
70歳から90歳の高齢コーラスグループが、
ソニック・ユースやトーキング・ヘッズ、
ジェームス・ブラウンなどの曲を一生懸命練習して歌い、
コンサートツアーするまでを追ったドキュメント映画。
コンサート当日までに元気だった主要メンバー二人が他界してしまう。
死を目前にしながら笑いを絶やさない彼らの心意気、
出演している老人たちの人柄の素晴らしさに感動した。

老人が老人の感性でソニック・ユースやクラッシュの歌を歌うことで、
作者が意図しなかった新しい意味が付加され曲が生まれ変わっている。

この映画の中でソニック・ユースの曲は作者の手を離れ、
一人歩きしてそれぞれ歌う老人たちのものになっている。
彼らが歌うソニック・ユースの曲は、
オルタナティブロックだとかの狭い領域の中の名曲から、
もっともっと広い領域での名曲に変化している。

この映画を見ていてむかしちょっと考えていたことを一つ思い出した。
それは、ロックは人類の歴史の中の新しい音楽でも特別な音楽でもなんでもなく、
たまたま20世紀に生まれた大衆音楽の一つに過ぎないのではないか、
ということ。

ぼくが20代の頃に作った曲を40を過ぎて歌ったとき、
20代の頃には考えていなかった意味を見つけて、
その曲がまるで生まれ変わったような新鮮な感じを持ったことがある。
曲は、歌われる人の年齢、経験よって変化し成長する可能性がある。
また、違った時代に歌われることによって、
捉え直され自立する可能性がある。

いま行っているオリジナル・ラヴのツアー、
「好運なツアー」にも通ずるところがあったし、
どういう曲がいい曲なのかを再確認させられもした、
いい映画だったな。





剣岳

映画「剣岳」を見たら、
またツーリングに行きたくなった。
山の美しい景色がいっぱい見れる。

実際の剣岳の近くに、以前883でツーリングに出かけたことがある。
険しい山の中にあって秋冬春は雪に閉ざされるため、
一年のうちにバイクで通れる日が限られている。
このコースは、ベテランバイカー達の毎年の恒例行事になっていて、
今年は仕事で惜しくも参加できなかった。

ライブの次の日のせいか、
眠くてたまらない日だな。


目から雨が

空から雨が降ってくる。
紫陽花が咲く季節。
梅雨がやって来ました。うっとおしい季節がね。
この時期はアトリエの機材の湿気に注意しなきゃなんないんだよな。
除湿器はフル回転。
マイクはデシケータに入れてあるから大丈夫だとして、
他の機材は湿度に注意して目を配んなきゃなんない。

映画「スタンドアップ」を見た。
1980年代の実話に基づいた物語。
離婚した女性が子供を養うために炭坑労働者になり、
セクシャルハラスメントにあってそれを訴訟に持ち込む話。
主演のシャーリーズ・セロンを含めた女性労働者達がひどい女性差別を受けながらも、
失業が怖くてそれを訴えることが出来ない。
シャーリーズ・セロンがひとり勇気を出して、
社長に直接訴えに行って・・・おっとっとここまで。

いやあ泣いた。
最近は歳をとったからか、すぐに涙が出ちまうなあ。
女性差別って男性にはなかなかリアルに理解できないものなのかなと
思ってたところがあったのだけど、
この映画は、男性の僕にも理解できるように作ってある。
きっとこの映画は女性だけに向けて作ってあるのではなくて、
男性に向けても作られている。
シャーリーズ・セロンが要所要所で啖呵を切るんだけどかっこいいんだよな。
そしてまたもやリチャード・ジェンキンズに号泣させられちまった。
友情と勇気と家族の物語だ。

女性と男性の間には、
生き物としての差がもちろん歴然とあるわけだけど、
女性だから男性だからって、
なんでもかんでも一概に性のせいにして片付けてしまうのは間違っている。
それは異性をナメているということだよね。
同じ人間として、
女性も男性もいろんなタイプの人がいるということなんだよな。

目から雨が降ってきそうな映画。
ハンカチを準備しておいたほうがいいかも。




ダニエル・オートゥイユ

映画「メルシィ!人生」(フランス)を見た。
「ぼくの大切な友達」にも出ていたダニエル・オートゥイユが主人公。
彼の軽い演技がツボにハマってきたな。
誰からもつまらない男と思われていて、
自分でも自分をつまらない男だと思っている主人公が、
ある日、勤めている会社が彼をクビにするつもりであることを、
流れてきた噂で知る。
人生に絶望しベランダから飛び降りようとしたところで、
ある人間が彼に声をかけ、そこから物語が展開し始める。
コメディー映画だが、軽薄なだけのつまらないコメディーではない。
ついてないダメ男が徐々に変化してゆく様を、
ダニエル・オートゥイユが細やかに丁寧に演じきっていて素晴らしい。
一つ一つの冗談が勢いだけの面白くないお笑いになっていないのは、
人生の皮肉とロマンがたっぷり込められた笑いだからであろう。
最初から最後まで笑わしてもらった。
いやあ、いい映画だったなあ。






リチャード・ジェンキンス

映画「扉をたたく人」を見た。
妻に先立たれ孤独な一人暮らしをしていた大学教授のウォルターと、
シリアから来たジャンベ奏者の若者タレク、
セネガルからやってきたタレクの彼女ゼイナブとの奇妙な出会い。
タレクの母モーナの登場。
偶然始まった彼らとの交流によって無気力だったウォルターが変化してゆく。
主人公ウォルター役のリチャード・ジェンキンスが、
すっとぼけた魅力に溢れた最高の演技をしている。
地味なシーンが多いが、
彼の魅力によっていつの間にかストーリーに惹き込まれた。
ユーモアと友情とラブストーリーが絡み合いながら物語は進み、
やがて主人公の押し殺されていた感情が爆発するクライマックス。
戦いの音楽、フェラ・クティが意味深に使われている。
静かな怒りを湛えたいい映画だったな。
地下鉄ホームでジャンベをたたく主人公の、
象徴的なラストシーンが胸に刻み込まれた。





ぐだぐだ

相変わらず映画を見たり作詞をしたりしている日々が続いているのである。
作詞が始まるとぼくのツイッターのトーンがドドーンと重くなるのをお許しください。
どうも軽やかにテンション緩いまま歌詞を書くっていうのができない。
一段落つけばまたいつもの陽気で楽しげできゃぴきゃぴしたおいらに戻る予定ですんで。

ここんとこ見た映画で断トツに良かったのが、
マイク・リー監督の「秘密と嘘」である。
これはいままで見た映画の中でもベスト10に入るかというほど、
素晴らしい映画だったんだな。
いい映画だからこそここでネタをバラしたく無い。
みなさんにはぜひなんの前知識もなく見ていただきたい。
出演している俳優達もイケメンやカワイコチャンが出ているわけではなく、
地味な印象の映画かもしれないが、
役者達と監督が共に素晴らしい仕事をしている。

「秘密と嘘」が良すぎたもんで他に見た映画が霞んでしまった。
ダスティ・ホフマンとミア・ファローの「ジョンとメリー」は、
ショートカットのミア・ファローのかわいらしさばかり記憶に残り、
チェスレコードの盛衰を描いた「キャデラック・レコード」は、
エタ・ジェイムス役のビヨンセのかわいらしさばかりが記憶に残る、という、
かわいらしさを感じる以外の感性が駄目になってしまうほど、
「秘密と嘘」に感動を吸い取られてしまったような、
そんなぐだぐだな有様であった。




痛そうな映画

映画「ホステル2」を見た。
「ホステル1」がなかなか面白かったので、
2も見てみたわけだ。
監督はイーライ・ロスだが、
制作総指揮にタランティーノが入っていて、
そのせいなのか、
かなりタランティーノ色の強い映画だ。
恐ろしくて、えげつなくて、バカで、
ちょっとお洒落な、B級映画。
「ホステル2」は1と似た設定でありながら、
少し毛色が違う。
女の子たちの会話がだらだら続く感じや、
物語の途中から復讐劇に変わるところなど、
タランティーノの「デス・プルーフ」に似ている。

オカルト映画はそんなに好きじゃない。
痛いのは嫌だからである。
いつもは画面から2、3メートルの距離で映画を見ているが、
この映画の残酷なシーンでは7、8メートル離れて、
ほとんどとなりの部屋から顔を出して、
覗きこむようにして見る有様であった。
あまりにも痛そうで、
とても画面の近くで見れなかったのである。
それでもまあまあ面白い映画だった。
ラストが少しあっけなかったかなあ。




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