DIARY

本との出会い

自分は若い頃に吉本隆明さんの本に、
偶然出会っておいてよかったと思う。
挫折した本もけっこうあるし、
理解できていないところはいっぱいあるけれど、
それでもよかったんじゃないかと思う。

吉本さんの本に接することで、
「考えることのプロが、苦闘して考えている様子」
を端から覗いた気がする。
「考えの筋道の立て方」、
「考えるとはこういうことだ」ということに、
いつのまにか接していたように思う。
吉本さんの本を読んで、
「どう考えればいいのか」ということの、
初歩的なこと、
最初の基本を知ることができた気がする。

「考えの筋道の立て方」は、
自分で勝手にできるようになるものではないと思うようになった。
楽器の演奏の仕方や、
ボクシングのやり方、
バイクの乗り方など、
やはり師匠、先生となる人がいて、
そういう人に習った人は、
正しく演奏や試合や運転ができたりする。
「ものの考え方」というのも、
同じなのではないかと近頃思うようになった。

そんなことを書きながら、
いま自分は「考えの筋道の立て方」が、
100点満点できている、
とはとても言えない。
相変わらずまだまだ精進しないといけない馬鹿者である。
でも、
ここまでは分かる、
ここからは分からない、
ならばこういうことが言えそうだ、
という区別は前よりもできるようになったのかな。

とにかく、
自分は吉本隆明さんの本を何冊か読んでおいて、
良かったなあと思ったんだ。
あと、
ニーチェの「ツァラトストラかく語りき」も、
シモーヌ・ヴェイユの「重力と恩寵」も、
無理して読んでおいてよかったなあと思う。



追記

この日記をアップして30分後に吉本隆明さんの訃報を知りました。
非常にショックを受けています。
心よりご冥福をお祈りします。




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