DIARY

祈りの花火



スコップ団によって企画された、
被災された方々への鎮魂の花火「天国にぶっ放せ」に行ってきた。
仙台の街には雨が降り、
会場である泉が岳には雪が降っていた。

会場に着くとお坊さんがお経を読み上げていた。
どこか厳粛なムードが流れていた。
遺族の方々がたくさん来ていて、
スコップ団の人たちは忙しく働いていた。
僕はうっかりスニーカーで来てしまい、
団長に「甘いね!」と突っ込まれた。
雪と泥のぬかるみになっていた現地で何もできず、
お焼香をあげる場所でお焼香をあげて祈ってから、
車の中で待機した。

花火の打ち上げ時刻になって、
いったん雪が上がった。

大きな最初の一発目が上がって余韻が山に響き渡ったあと、
次々と花火が打ち上げられた。

どでかくて静かな花火だった。
2万発打上るあいだ、
花火が魂のようにキラキラいろんな色に煌めいているあいだ、
遺族の方々はじめ、
そこにいたみなさんは静かに見守っていた。
祈っていたのかもしれない。
ぼくも被災された方々に祈った。
去年のあの日のことを思い、
あの日から今の時間の流れを思った。
去年の今頃は気持ちが張りつめていたが、
一年経ったいま少し落ち着いたところで振り返ると、
なにか悲しみがよりくっきりと感じられる。
東京に住む僕がそうなのだから、
遺族の方々はなおさらだろう。
スコップ団の中にも被災された方がいると聞いた。

震災から一年経って我々は以前よりも濃密になった気がする。
しかしこの濃密さは、
震災以前にはなかったある種の豊かさなのかもしれないと思えるのだ。

あらためて東北大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。




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