DIARY

山元町と団長。








スコップしに山元町へ。
今回は嬉しいことに団長がダンプで迎えに来てくれた。
スターバックスコーヒーを買ってダンプに乗ったが、
団長のワイルドな運転もあって、
めちゃくちゃ揺れて、
コーヒーが溢れまくって、
ダッシュボードやぼくの赤いツナギにこぼれまくった。

ダンプの中で、
震災直後の壮絶な体験を団長から聞いた。
それは想像を絶する、
地獄の光景だった。

少し不器用な団長の話が、
中途半端な口先だけの文化人よりも、
よっぽど深さを湛えているようにぼくに思えるのは、
彼が震災を目の当たりにして感じた「痛み」から、
半ば反射的に行動し、
そこで体験してすこしづつ作られていった、
彼自身の考えが話されているように思えるから。

彼は「復興」というスローガンよりも、
「命」というテーマ、
「生と死」というテーマでいまも行動しているように思える。
彼が震災によって体験した恐るべき「生と死」は、
同時に自分にも訪れる可能性を孕んだ、
「誰かのもの」ではなく、
「自分のもの」である「生と死」なのだろう。

彼が震災で亡くなった方々への「お供え」として、
でっかい花火を打ち上げたいと考えるのは、
とても納得がいく。
「天国にぶっ放せ!」は、
震災で亡くなった方々と、
やがて死んでゆくのだがまだ生きている私たちとをつなぐ、
「生と死」の、
「命」のセレモニーなのではないか。

昔から人は「お供え」をしてきたようだ。
亡くなった方々へ、
それと同時にやがて死んでゆくであろう自分へ、
そして暗に、
誰かが私たちの死後に「お供え」をしてくれるかもしれない「可能性」をも願って、
「お供え」をしてきたようだ。

この巨大な震災のなかで、
このようにある意味真っ当なあたりまえの行動がとれる団長は、
あったかい東北魂を持ったかっこええ男だ。








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