DIARY

2009.5.28(木) 

 昨日は先日購入した糸井重里さんの「ほぼ日」からでている吉本隆明五十度
の公演の「宗教と自立」を聴いていた。あまりにも量がいっぱいあるから、ど
れから聴いていいのか分からなかったのだけど、とりあえず「宗教と自立」を
聴いた。厚くて固くてなかなか掘り進まない岩盤を、吉本さんの思考のドリル
が少しずつ掘り進んでゆく感じ。ガリガリと音が聞こえてくるようだ。
 吉本隆明さんの本は、吉本好きな知人が近くにいたせいで二十年くらい前か
ら少しずつ読んできていた。やさしめの本を読んだり、難しい本は何度かトラ
イして途中で挫折したりしてきた感じだ。だからぼくは吉本さんの考え方のい
ろんな端っこの部分を一応知ってはいた。吉本さんが考え抜いてたどり着いた
結論の上っ面の部分の欠片のようなものを知っていた程度で、それがどういう
本当の考えから導かれたものかは、ちゃんと理解できていたとは言えないと思
うし、今もちゃんと理解できてはいないのだろうけれど、昨日その講演を聴い
て、理解が進んだように思ったのだ。
 昨日聴いた公演は、今まで自分で読んできた吉本さんの考えの欠片たちの、
ある一本のラインを繋げて、吉本さんにグッとその奥のものを見せられたよう
な感じで、今まで知っていることのもう少し根元のほうにある「考え」を知る
機会だった。言い方は悪いかも知れないけれど、ショックと言えるような体験
だった。吉本さんの思考過程のドリルに付き合って疲れたけれど、いい感じの
疲れだな。

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