DIARY

プラネタリウム

このあいだ実家に帰ったとき、
おふくろと、
むかし渋谷駅前の東急文化会館にあったプラネタリウムに一緒に行ったことを話した。

 

僕が小学生の頃だったと思う。
天体ショーが始まってすぐ、
おふくろは寝てしまったらしい。
そう言っておふくろは笑った。

 

ぼくはおぼろげにそのとき見た景色を覚えている。
暗く青い宇宙空間の色と、
天空に針であけたような無数の小さな穴から漏れる白い光の星々。
ぼくはワクワクしていた。

 

小学生の頃、
家には全20巻の分厚い百科事典があって、
その中の宇宙天体観測の巻だけは何度も読み返した。
当時はハッブル宇宙望遠鏡も無い時代だから、
アンドロメダ銀河だってぼやけて写真に写っていた。
不思議な形をした衝突銀河や電波銀河、
ブラックホールの想像図などを、
飽きもせず、何度も見ていた。

その姿をおふくろは見ていて、
渋谷に一緒に買い物に行ったときに、
ぼくをプラネタリウムに誘ったのかもしれない。

 

今でも宇宙の新しい発見があるとワクワクする。

つい先日、

地球から4光年という非常に近い距離に、

地球によく似た惑星が発見されたときもときめいた。

 

ぼくの宮沢賢治好きは、
おそらくその頃のプラネタリウムに入ったときの嬉しさと、
繋がっている気がする。

 

今も日課の夜のジョギングの時、

なにげなく宇宙を見上げてぼんやりしてしまうのは、

あのときおふくろとプラネタリウムに入ったからなのではないか。

 

 

 

 


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