DIARY

ジャズと孤独

ひとりソウルツアーも11本を終え、
ようやくステージの上で少し落ち着いていられるようになってきた。

今回の「ひとりソウル」は、
今までよりジャズのテクニックを多めに使っている。
それなりに難しいことをいろいろやっているが、
その難しさはなかなか理解されにくいだろうと思う。
なぜなら自分でもようやくその難しさが分かり始めたところだから。

ジャズはテクニックが高度になればなるほど、
それを知らない人に伝わりにくくなってゆくという面をもっているのかな。

ポップスは、追求するほどに人間の普遍性に近づいてゆくという面があるが、
ジャズは、追求するほどに、
普通に人が音楽を楽しむ感覚から遠ざかってゆく面があるのだろうか。

ジャズは、追求するほどに醸し出される音楽が美しくなってゆき、
演奏者はその面白さを実感できるようになってゆく反面、
リスナーから理解されにくくなってゆくという面を持つ音楽なのだとしたら、
ジャズは孤独な音楽なのだなあと思う。

よく、歴史に名を残す前衛ジャズミュージシャンが、
酒や薬に溺れて行きがちなのは、
自分のジャズを追究することによって、
音楽の美しさが高まってゆくのに、
それがなかなか理解されず、
運悪く評論家にも正しく評価されないために、
その孤独を紛らわしているのではなかろうか、
などと勘ぐったりしてみる。

 

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