DIARY

我慢くらべ

アルバムの歌詞があと一曲というところまできた。
今日は一日粘ったが、
アイデアが一つの方向にグッと流れ始めるようなことはなかった。
小さなアイデアを、
さてどうしようものかと遠くから眺めて、
様子をうかがったにすぎなかった。

今回のアルバムの歌詞は、
自宅に籠って書いているが、
今日は久しぶりに夜の海を見にひとり出かけてみた。
ずっと前に桑田佳祐さんが、
歌詞が書けないときに夜の海に出かけて、
海を眺めていたら書けたと言っていたのを聞いて、
以前よく真似をしたのだった。
しかし書けないものは書けず、
それは今夜とてそうだった。
まして夜の海を撮影してインスタグラムに載っけているようじゃ、
書けるはずもないのだ。

口をあんぐり開けて、
天からアイデアの実が落っこちてくるのを待っている時間というのは、
爽快な時間じゃない。
放っておくと、
自分が内面がどんどん硬直してゆく感じがする。
何とかしたいのだが、
耐えるしかない。

明日は今日よりも、
もっとうまい具合に集中と分散を行ったり来たりして、
自分の頭を柔らかくして考えてみようと思う。

アイデアが一つの方向に流れ始めると、
作詞は楽しくなる。
それまでは我慢くらべみたいなものだ。

 

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