DIARY

「嘆きのピエタ」と「悪いやつら」

久しぶりに韓国映画を二本。

話題のチェ・ミンシク、ハ・ジョンウ主演「悪いやつら」。
チェ・ミンシクがますます良い。
一人の悪い税関職員がとあるきっかけで裏社会に入り、
その悪賢い才能を開花させる。
出演する人物が全員悪いやつら。
北野武の「アウトレイジ.ビヨンド」を思わせるところがある。
人間のズルさ、悪賢さ、残酷さ、汚さ、卑小さばかりが羅列する。
馬鹿馬鹿しさ、皮肉、笑いも含んで進むストーリー。
チェの家族を思う気持ち以外、
ほとんど人間のいいところが描かれていないのが面白い。
痛快なエンターテイメント映画。

キム・ギドク監督の「嘆きのピエタ」。
主人公ガンドは浪花金融道のごとく利子が十倍の金貸しの取り立て屋。
浪花金融道のような情けは一切なく、
血も涙もない極悪な取り立てを次々と行ってゆく。
そこに現れた主人公の母を名乗る女ミソン。
この女優が揺れ動き屈折する難しい人間心理を見事に熱演している。
金とはなんだ、というガンドの質問に、
「すべての始まりで終わりよ。生活、愛、欲望、復讐、暴力…」(うろ覚え)と答えるミソン。
ガンドの人物像の作り込みが若干甘い気がするが、
ミソンの内面の複雑さは実に素晴らしい。
韓国映画の面白さ、素晴らしさを存分に思い知らされるいい映画だった。

 

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