DIARY

闘魂注入され

土曜日にハーレーでフジロックフェスティバルへ行って来た。
最初はツーリングだけするつもりだったが、
その日がデレク・トラックスとロキシーミュージックの出演日だと知って、
とりあえず行ってみることにした。
バイクが停められなかったら帰るつもりだった。
苗場の辺りはツーリングコースとしても魅力的で、
三国峠は前から走ってみたいと思っていた。
ところがバイクは無料で会場の駐車場に簡単に停めることができた。

いまにも雨が降ってきそうな会場に入ると、
しばらく待てばジョン・フォガティのライブがスタートする時間だった。
ジョン・フォガティはCCRのメンバーだから結構歳を取っているはずだが、
ステージ上の彼は自分よりもちょっと年上くらいの人に見えた。
昔とまったく変わらないパワフルな歌声、
ワイヤレスギターを弾きまくってステージの端から端へ動き回り、
息も切らさずに次々と代表曲を歌い上げ、
観客は大盛り上がりだった。
それにしても日本でこれほどジョン・フォガティの人気があるとは驚いた。

あとでフォガティが1945年生まれの65歳だと知ってさらにたまげた。
自分はまだまだがむしゃらにならなければならない気がした。

その後同じステージでロキシーミュージックが始まった。
男性のメンバーはスーツ、両サイドに二人ずつ黒人の女性コーラス。
とても洒落たバンドだったが、
まだこのメンバーになってそれほどライブをこなしていない印象を受けた。
ブライアン・フェリーは歌い終わるとすぐに後ろを向いてしまってシャイな感じだった。
3曲ほど見て、
お目当てのデレク・アンド・スーザン・トラックスのステージへ移動した。

すでに始まっていた彼らのライブの会場に着いて、
3分でやっぱり苗場まで来てよかった確信した。
デレク・トラックスのギターは炸裂。
スーザンの歌もいい。
バックのメンバーもグルーヴを爆発させていた。
彼らは時にジョニ・ミッチェルとパット・メセニーのようにも見え、
時にデラニー・アンド・ボニーのようにも見え、
時にリトルフィートのようにも見え、
クルセイダースのようにも、グレイトフルデッドのようにも見えた。
アメリカのジャムセッションバンド、スワンプロックバンドの、
美味しいとこ取りをしたような音楽だった。
エンターテイメント性には欠けるが、
ミュージシャン魂は爆裂していて、
ものすごくスリリングな演奏をしていた。
ぼくは久しぶりに音楽に酔いしれてすっかり興奮してしまった。
このライブは後々まで記憶に残るライブになると思った。
いや本当に素晴らしかった。

MGMTのライブは最後の一曲しか見れなかったが、
ぼくはデレク・アンド・スーザンで大満足していたのでとくに惜しいとも思わなかった。

自分が歳を取ったからか、
ライブパフォーマンスの「コンセプト」に反応するか、
「芸」に反応するかなら、
明らかにいまの自分は、
「芸」に反応するんだなあと思った今回のフジロックだった。

とにかくジョン・フォガティとデレク・トラックスには、
久々にミュージシャンとして闘魂を注入された。
自分もまだまだやらねばならんなあと思った。
バイクにまたがってからのちょっとした思いつきだったけれど、
フジロックに行ってきてよかったなあ。


 


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