DIARY

あんまの炬燵





久しぶりに柳家喬太郎が主任の落語を寄席に見に行った。
前座さんが出る最初からトリの最後まで久しぶりに全部を見た。

スポーツの世界では年齢が20代あたりが華だけど、
落語は20代ではまだ噺に噺家の身体がついてゆかない感じでさ。
30代半ばで少し落語家らしい顔つきになってきて、
40歳を少し過ぎてやっと噺と噺家の身体が一致してくる感じなんだよな。
60歳70歳の噺家にも、
その年齢にしかできないような噺があるんだから、
落語という芸の底はたいそう深い。
この日は三遊亭金馬、柳家はん治など、
高齢(失礼!)の噺家が輝いていた。

林家ぺーを初めて見たのだけれど、
衝撃的に面白かった。
なぜか胸にサッカー選手の写真が張ってあるピンクのセーターを着て、
ピンクのだぶだぶのパンツをはいて、
ピンクのクラシックギターを弾く、
もじゃもじゃ頭の異様な男は、
テレビの何倍もインパクトがあった。
話題は彼にとっての座右のテレビである「水戸黄門」から、
バラバラにあらゆる方向にジャンプしていった。
寄席は爆笑の渦に巻き込まれた。

喬太郎は冬の到来にあわせて古典「あんまの炬燵」をやった。
卓越した描写力はさらに磨きがかかってきている感じで、
さすがだった。
噺を十分堪能し、
ああ今日も寄席に来てよかったと思いながら、
新宿で美味いラーメンを食べて帰宅した。





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