DIARY

アップグレード・フリクション

定期的にやらなければならないめんどくさいこと。
コンピュータソフトのアップグレードを一気にやる。
以前OSのアップグレードに失敗してすべて再インストールしなければならなくなり、
約一ヶ月仕事にならなかったことがあり、
それ以来この作業が大っ嫌い。
次々に更新してゆくコンピュータに追いついて行かなければならない、
このいまの世に時々腹が立つ。
でもいずれやらなければならないこと。
曲作りも一日遅れるけれども仕方ない。
メーカーに問い合わせてソフトウエアのアップグレード版を次々にダウンロードして、
OSをアップグレードして、
ソフトを次々にインストールして、
丸一日かかってトラブルもほとんどなくほぼ完了。

コンピューターに頼りきり、
コンピューター翻弄される音楽制作。
アップグレードしてゆく世界。
それに比べてハーモニカやアコースティクギターのアナログなこと。
メンテナンスは必要だが、
更新したりアップグレードしたりしなくていいっていう、
この当たり前のことが嬉しい。
人間はここ何千年も、いや数万年も、
アップグレードなんかしてないんだからさ。





ClassicII

女神祭りのリハ。
曲順を変更し機材セッティングも変更して、
ようやく形になる。

スティーブ・ジョブズが亡くなって、
ツイッターのタイムラインが騒がしい。

ぼくが初めて自分で買ったコンピュータは、
ジョブズがいないころのAppleのClassicII。
白黒でちっこくてかわいい奴だった。
シーケンサのPerformerをインストールして使ってた。
あれでずいぶん曲を作った。

彼がアップルに復帰後は、
次々に新しく出される製品に随分ワクワクさせられた。
よく知らないのだが、
あれほど斬新な製品を実際に作って製品化して、
次々に発表し続けられたということは、
なかなかの強引な人柄であったのではないか。
などとiPhoneをいじりながらふと思った秋の夜。





硬い円盤の音

ずっと控えていたコンピューターのOSをバージョンアップする作業を始めた。
仕事のためのシステム構築の目処が立ったので、
音楽ソフト関係もまとめて一気にバージョンアップしてしまう。
以前ひどい目に遭ったこともあるから、ひやひやしながらやっている。
時間もかかるし。
漢字Talk7.3くらいからずっと自分でPCの管理をやってるけど、
バージョンアップするごとに、
バージョンアップ失敗したときのリスクが大変なってきているから、
なんか肩に力が入っちゃうんだよな。
5月だからか、なんだか眠いしなあ。
ディスプレイの前でひたすら眠い目をこすりながら、
コンピューターの中の硬い円盤がカタカタいう音を聴きながら、
時間を流れるにまかせ、
その間に徒然なることを考えたような気がしたのだけど、
次から次へと忘れてしまった。





2010.1.29(金) 

iPadが出たね。またやられたなあ。
iPhoneは買ってないけれど、これは買ってしまいそうだな。
ドラえもんのポケットから出てきそうな製品だな。
本も読めるしネットもできて音楽も聴ける。
ぼくの場合だと、音楽制作以外のコンピューター仕事は、
だいたいこれで事足りてしまいそうだ。
タッチパネル式のコンピューターが出るだろうと言われていたけれど、
こんなに洗練されたものだとは思わなかった。

音楽を聴くときはネットにつながったコンピューターに、
イヤホンやスピーカーをつなげて聴くのがふつうになった。
録音されたほとんどすべての音楽が、コンピュータの中に、
ネットの中に、すっぽりと入って収まってしまったことがやっとイメージできたのは、
去年のことだった。
録音音楽産業全体の形が変わったんだと、やっとイメージできるようになってきたんだ。
新しく録音された音楽がコンピューターの外に出ることは、
これから先かなり当分の間もうないように思える。
でもだからといって音楽の楽しさそのものがなくなったり極端に変形したりするとは、
言い切れないように思えるんだ。

音楽制作の現場では、録音される媒体はアナログテープからデジタルテープに変わり、
いまはコンピューターのハードディスクになったけれど、
録音するときに使われるマイクやヘッドアンプは、
1970年代製のものがいまだによく使われている。

媒体がハードディスクになったことによって、
録音された音楽は極めてエディットしやすいものになったけれど、
エディットしまくった音楽が面白い音楽じゃないことにも、みんなが気がつき始めた。
論理的に制御され構築された音楽のルールから、「はみ出た部分」、
音楽が人力で演奏されることによっていつの間にか奏でられている、
「ノイズ」みたいな、「分けの分からない部分」こそが面白いんだ。
歌は言葉とくっついているけれども、
言葉やロジックやそれらの意味とか価値には置き換えられない、
バイブレーションの芸術なんだ。

音楽はただ聴いて、メッセージを聴いて味わい楽しむのがすべてじゃない。
音楽は楽器を触って遊ぶ楽しさから始まるものでもあるんだ。
音楽は聴くものでもあるけれども、プレイするものでもあるんだ。
とくにロックという音楽はそうなんだと思う。
ドラムやギターやベースを、
ものすごい大音量で演奏することによって得られる、
言いようのない開放感!
そういった音楽のもともとの面白さが、
録音音楽がコンピューターに収まってしまったことによって、
極端に変形はしないような気が、今はしている。

でもやっぱり、以前までの音楽の在り方とは、
すこし違ったものになるようにも思えるんだよな。



2009.8.07(金)

まだ途中段階の考え、仮定の話なのだけど忘れちゃわないようにVoice に書き留
めておこうと思った。ここのところ、ぼくが感じていた漠然とした感覚が、わりと
すっきりとした言葉になって頭の中に浮かんだ。
それは、「コンピューターの世界の外に出たい」という気分。もしくは、「メデ
ィアの世界の外に出たい」という気分か。ぼくがやたらにバイクでツーリングやオ
フロードコースに行きたいと思うようになったのも、コンピューターの世界の外に
出て、コンピューターの世界を、その外から眺めてみたい、という気分が自分の中
に多少なりともあるからなのではないか。
ぼくがボクシングを始めたときも、自分が頭から足の先まで浸かっている音楽の
世界から出て、音楽の世界を少しでも外から眺めたいという気分が、ずっと自分の
中にあったからではないかと、そんな気がしている。
流れの「変化」を知るには、流れの外に一旦出たほうが分かりやすいときがある
と思うのだ。
日常がコンピュータの世界の中に入り浸り過ぎてしまって、コンピュータの世界
の中からしか考えなくなりがちな感じ。コンピュータの世界を一度突き放して、い
っぱいある「人が生きている場所」の、「ある一種類の場所」なんだと、相対化し
て考えたいという気分が、自分の中に最近ずっとあると言えばあるなあ。そうしな
ければ、コンピューターがどう便利なのかとか、なぜあるのかの意味がうやむやに
なって、分けが分からなくなってしまいそうな気がする。コンピューターに、イン
ターネットに、携帯電話メールに、新しいメディアに、自分がこき使われて、時間
を奪われてゆくというのではなくて、人間である自分が、コンピューター、インタ
ーネットを使っているんだという感覚を、取り戻したくなるような気がたまにする
んだな。



2009.5.18(月)  

日曜日は夕方から夜中にかけて、スペインで行われていたモトクロス世界選
手権 GRAND PRIX の生中継をインターネットテレビで観て堪能した。カイロー
リ選手かっこよかったな。日本から参加した小島選手も頑張ったな。
モトクロスレースを放送するテレビ番組は日本ではいまやっていないのだけ
れど、インターネットで探せば海外のインターネット放送を観れる機会があっ
たりする。
外国の観たいテレビ番組がインターネットで観れてしまうというのは明らか
に以前とは違う変化だな。ぼくはモトクロス用品やバイクグッズなどもたまに
海外から直で買ったりするようになってきている。町のお店に海外の欲しいブ
ランドの商品がなかったりする場合があって、そういう時はネットで探して買
うほうが手っ取り早い時があるんだ。
大きな需要のあるところへ大きな供給をするという経済活動の経路が、イン
ターネットによって変化させられて、例えば、少人数のマニアックな消費者が
メジャーな供給元に頼ることなく、安い自分の好みの供給元をネットをたどっ
て(時には世界中に)自分で探しだして、個人的な小規模な経済活動を完結し
てしまう、というような、新しい細かい経済活動の経路、機会が、いっぱい世
の中に出現し始めている印象があるのだけど、どうなのかな。ちょっと SF 的
に妄想すると、この状態が進んでゆけば大きな会社はどんどん減っていって、
どこを見回しても個人商店みたいな小さな会社ばかりになったりして。そんな
ことはねえか。
この間 Voiceでコンピュータを片付けようかと思うときがあるなんて言った
舌の根の乾かないうちから、コンピュータの前にグギ付けになった日曜日だっ
たな。

2009.5.12(火)

今日は歌詞が一つ出来上がりそうで頭の中が少々忙しい。なかなか日記モード
に気持ちが切り替わらなくて困った。
スタッフ達と久しぶりに焼き肉屋に行った。スタッフ達はかなりの音楽マニア
なのだけど、音楽の話はあまりしない。もうさんざん話したからね。だからいろ
いろたわいもない話をするわけだ。スタッフが最近ハマっているユーチューブの
話だとかね。彼は最近テレビを見るよりもユーチューブを見る時間のほうが長い
んだとか。そういう人が最近は増えてたりするのかな。
でもたまにオレは家のコンピュ−タの電源を切ってもう片付けちまおうかなと
思ったりすることがあるよ。自分の時間をコンピュータに盗られてるような気が
するときがあってさ。自分の頭の中の価値観がインターネットの世界の価値観に
乗っ取られるような感じになるときがあってさ。コンピュータとかインターネッ
トの世界の価値観というのも、この世の中にいっぱいあるいろいろな価値観のな
かのひとつだっていうふうにしておきたいんだな。そういう風にコンピュータや
インターネットの世界とは距離を保ってつき合っていたいんだな。だからたまに
コンピュータを片付けて、じっくり昔のすげえ小説を読みたくなるときがある。
そうやって自分でじっくり考えてみたりしたくなる時がある。ほんの18年くら
い前まではずっとそうしていたんだしさ。まあたまにそう思うことがあるんだ。
焼き肉は楽しかったな。おかげで久しぶりにお酒を飲んでちょっと頭が痛えよ。
塩カルビ旨かったな。
アトリエに来る前に883用のオイルを買った。前回の交換から4500キロ
以上走っているからそろそろ交換の時期だったんだ。オイル交換楽しみだなあ。





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