DIARY

台北旅行

遅い夏休み、台北に行ってきた。
街に着いてすぐ目に止まったのがたくさんの原付バイク。
車の間を何十台もの原付バイクが途切れなく流れてゆく。
街のスペースというスペースに原付バイクが所狭しとびっしり止められてる。
台湾に輸出している日本のバイクメーカーはさぞ儲かっているんじゃないかな。





台湾では衣食住ではなく、食衣住。
食べることを古くから生活のなかでとても重要なこととしてきたそうな。
街を歩くとレストランが多く
町中に食べ物が溢れている感じがする。
なぜそれほど「食べること」を大事にするかといえば、
元気を出すためだそうな。
東京に住んでいると、
そういう基本的なことを忘れてしまう感じがある。
さあ食べて元気を出しましょう!

早速食べた小龍包。
これを食べるために飛行機の機内食を食べずにいたから、
ものすごく腹が減っていた。
だから、すんごく美味かった!






士林の夜市は平日だというのにものすごいパワーに溢れていた!





ネギのようなものを肉で巻いてシナモン?みたいなのが降ってある。
美味しかった!






豆腐に黒糖の水とかき氷とタピオカが入ったもの。
美味しかった!





焼いた海老の上にすり下ろしたニンニクがこれでもかとのっかっている。
美味しかった!





小乗仏教らしく、
仏様は豪華絢爛の装い。





台北名物牛肉麺。辛いソウキそばみたいな感じか。
美味かった!





台湾かき氷。でかい!
美味かった!




見たことのない美味いものがいっぱいあって、
元気に働いている台北の人たちを見て、
楽しかった。

東京にいたらできない気分転換ができたし、
自分をリセットできたような感じがした。





郡山にて

郡山に行ってきた。
アルバム制作が終わったらすぐに行こうと思っていた。
数年前に亡くなった親友の墓参りに行った。
親友の墓石は地震で揺れて、
前方に少しずれたところで止まっていた。
墓地の墓石はたくさん倒れて、
親類の方々が立て直したが、
石造りの柵や装飾類などは、
あちこちにまだ倒れてバラバラのままになっていた。
瓦屋根が落っこちて家の前に瓦礫のままになっているところがあったり、
震災から3ヶ月近く経とうとしている今もまだ爪痕が残っていた。

81歳で幼稚園の園長をしている親友のお父さんに会った。
81歳には見えないほど若々しく、冗談も面白い。
「私は15歳で戦後を経験し、
今回の震災で復興は二度目だ。
戦後はなんとか復興できたけれど、
今回はそれより難しいかもな。」
と言ってワッハッハと笑った。
年輪を感じさせる、
おおらかで逞しい男。
様々な箇所をガイガーカウンターで毎日調べ、
原発の情報を集めてファイルし、
父兄に説明する毎日だという。
校庭の表土は除去され、
隅の方に盛られカバーがかけられていた。
天気のいい日曜日も外で遊んでいる子供達の姿はほとんどなく、
郡山の各小学校平均10パーセントの子供達が転校したらしい。

レッドカーテンのドラマーの家にお邪魔した。
子供が5人いて、
泥遊びを一番したがる頃の子もいるからかなり賑やかで楽しい。
「子供達を外で遊ばせる気には全然なれないよ。
PTAの会長を5年やってやっとやり終えたのに、
今また仕事以外に父兄達とやることがあっていろいろ忙しいよ。」
最近やっと夜中にドラムの練習を再開したが、
なかなか音楽をやれる状態ではなかったようだ。

少年時代によく出演したライブハウス、
「フリーウェイジャム」に約30年ぶりに立ち寄った。
店の入り口にいたママは、
アポ無しで行ったのにもかかわらず、
私を一目見て気がついてくれた。
まるで30年前から会話が続いているかのように話し込んだ。
「地震で店とか家とかいろいろ壊れたけど、
あたしの心は壊れてないから。」
さすがに郡山で35年ライブハウスを続けてきただけある。

郡山は今も異常事態の中にある。
郡山をあのような状態にした原発に強い憤りを感じる。
しかし郡山の人たちの中に、
ある種の、心意気を見せてやろうじゃないか、
というような気概が生まれていることも感じた。
戦いの中にいる彼らにパワーをもらって、
すっかり元気になって東京に帰ってきた。





「こだわり」という鎖、「息抜き」というガソリン

身体の筋肉が硬くなってゆくのをほぐしつつ、
今日もミックスを続ける。
音の質のことばかり考えている。
他のことを考える暇がないはずはないのだが、
なにか疲れていて考えが他に移ってゆかない感じ。
音の質のところに考えが留まっている。
「音のこだわり」という鎖につながれている感じ。
考えをいろんなところに旅立たせてゆきたい。

悲しみや憎しみに考えが留まっていると、
いつしかそれらが心に無いと落ち着かなくなってくる。
悲しみや憎しみに頼るような「考え」、「生き方」になってくる。
身体の疲れをしっかり取らなければならないのは、
考えることの疲れをしっかり取らなければならないからだ。
休憩や息抜きは、
考えを新しい場所に旅立たすためのガソリンだ。





マザーシップ



とある仕事で太陽の塔を見てきた。
前日までの雨が上がって抜けるような青空が広がり、
午前中のピカピカした青空を全身に浴びた太陽の塔は、
公園の木々から体を突き出した寂しい巨人に見えた。
大阪城のほうへいまにも歩き出しそうだった。
太陽の塔のてっぺんの顔は金色に輝く宇宙探査機だ。
おなかの顔は男女が接吻して一つになっている。
太陽の塔を眺めていたら、よじ上ってみたくなった。
太陽の塔は太陽に繋がる巨木だ。
ぼくたちのマザーシップだ。




なぜ「好運なツアー」なのか

「好運なツアー」のリハーサルが終了した。
あとは本番に挑むのみだ。

ぼくたちは「好運なツアー」のまっただ中にいるのだと仮定してみる。

生きていて仕事や趣味に熱中したり、
鼻唄を歌ったり、
スポーツで汗を流したり、
よく晴れた日に川辺の道を散歩したり、
音楽に合わせて踊ってみたり、
友達とお酒を飲みに行ったり、
恋人と海を眺めて過ごしたり、
いろんな気持ちになったり、
誰かの気持ちを感じたり。

そういうことはたぶん奇跡的なことで、
とても好運なことだ。

ところが日常生活を送っていると、
なかなかその好運に気付くことができない。
分けもなく腹を立てていたり、
人の悪いところばかり目についたり、
自分のネガティブなことばかり気付いたり、
あきらめて、めんどくさいことはなるべくやらないようにして、
なんとなく楽なほうに流れていってたりする。

ぼくもそういうところがいっぱいある。
人間ってたぶんそういう生き物だ。

身近なところに突然自分の死が現れると、
初めて生きていることの好運に気付く。
そしてその好運を生かそうと行動し始めたりする可能性だってある。
黒澤明の「生きる」は、そんな映画だった。

命があって身体が少しでも動けばそこからなんでも始められるではないか。
人は誰も「好運なツアー」の最中なのだと仮定してみる。
走る車のウインドウを開ければ風を感じることができる。

でも人はその好運を忘れてしまう。

ぼくがオリジナル・ラヴの今回のツアー、
「好運なツアー」で歌うことは、
ささいな男と女の間の出来事とか、
むかし観た映画の中のことや、
遠い旅の憧れだとか、
悲しさや憤りや小さな希望の歌などだ。
きっとこの世をまるごと変えるような歌ではない。
けれどもわずかながらこの世に関わっている歌だ。

これらの小さな歌を自分の体を響かせて歌いたい。
バンドメンバーとノリをあわせて演奏したい。
お客さんの前で歌える好運を噛みしめて歌いたい。
あの黒澤映画のように、
ぼくたちが自身の好運に気付いてなにか行動し始めることができたら嬉しい。





クロール

小さな旅行をして山と川を眺めて東京に帰ってきた。
仕事のことはすっかり忘れていたが、
今日になったら昨日までのことは嘘のように、
頭の中が仕事ばっかりに埋め尽くされた。

旅先でツイッターを少し見てみた。
タイムラインに流れる情報の性急な流れは途切れることなく、
ゴールデンウィークも関係なく仕事をしている人が多いんだな、
ということがわかった。
不景気だからって力んで働くのもいいが、
たまには情報の急流に泳ぐのを休んで岸に上がり景色を眺め、
森林に流れる風を吸い込んで身体を膨らませないと、
気持ちが干涸びちまわねえかい。

...などとツイッターではつぶやけないことを、
日記でつぶやいてみる。
さて、また情報の急流に泳ぎだすとするか...。





2009.7.27(月)

富山のほうまで883で一泊のツーリングに行って来た。帰路の韮崎〜東京を除
いて高速道路はいっさい通らず、下道のみで富山まで。しかも、ほとんど山の中の
峠道。さらにほとんど雨の道を走るというディープなツーリングだった。しかしい
っしょに行った人たちは皆ベテランばかりだったので、ぼくもそのバイクの列に混
じっているとなんとか走ってゆけるのだった。足と腰の疲れは凄まじいが、この二
日間でまたスポーツスターを走らせることの喜びと、日本の山の素晴らしさを知っ
た。
途中「野麦峠」を通って、缶コーヒーを飲みながら、休憩所の看板を読んで、か
つて険しいこの峠道を徒歩で通っていた女工の少女たちの、計り知れない旅のつら
さを思い途方に暮れた

2008.12.19(金)

オレニュースの3日目、インド、デリーの小学校から去るとき、校長室でシ
ョウガ入りのチャイと肉の天ぷらみたいな食べ物をいただいた。両方とも抜群
に美味かった。あのチャイの味を日本で再現できないのが口惜しい。スパイス
の配合を訊いてメモっておけば良かった。
ゼロを発見したインドの数学者、アリヤバータの絵は今ぼくの部屋に飾られ
ている。その絵をぼくにと譲ってくれた女性は教頭先生のような役割の先生で、
カメラ片手のぼくたちが学校を歩き回るあいだ、珍しがって興味本位で付いて
くる可愛らしい子供達を厳しい目でにらんで、あっちへ行きなさいと叱ってい
た。その叱り方が、なにかとても気高いようなところがあって、決して隙を見
せないような感じの人なのだが、恐らく本当はとても優しい女性であることが、
時折見せる微笑みだとか、彼女の仕草のそこかしこにうかがえた。味のあると
ても魅力的な、印象的な先生だった。
その後、インド人のパワーが炸裂した街、オールドデリーの楽器屋に行き、
まったく買うつもりのなかったシタールを買ってしまった。1960年代のイ
ンドに来てシタールにはまってシタール奏者に弟子入りまでしたジョージ・ハ
リソンのビートルズの中での役割を、ジョンとポールよりももっと楽器弾き的
な、よりミュージシャン的な志向をしていたんだなあと想像する。
インドは楽器も食べ物も街の造りも衣装もあっさりしたものがない。なにか
すべてがごちゃ混ぜになったような、すべてが装飾的な感じ、すべてがカレー
的だ。シタールもなにか装飾的な、なんとなくカレー的な楽器だ。ボディはお
ろか、ネックも空洞になっているし、ヘッドにお椀のようなものがくっつけて
あったりして、音を響かせる空間がこれでもかというくらいいっぱいある。そ
してすごくいっぱいの弦が張ってある。ふつうのギターのように張られている
弦の下に、細かく何本もいっぱい張ってある弦があるのだが、実際にメロディ
を演奏する弦はほとんど一本、というか一束の弦、だけなのである。その他の
弦はすべて共鳴用の弦だ。一つの音を弾くと他のいっぱいの弦が共鳴し、ジュ
ワーンと倍音を含んだ派手なきらびやかな音色を発する。いかに共鳴音を鳴ら
すかに一生懸命こだわった楽器だ。そしてチョーキングビブラートを多用し、
神に捧げられる複雑な旋律、ラーガを官能的に即興演奏する。インドは神様に
敬虔な態度を取ることと官能的であることが矛盾せず、むしろ一致しているよ
うに思える。




2008.10.01(水) 

「こんにちはあ!」その男は山じゅうに響く大きな声で僕に呼びかけた
のだ。はち切れんばかりの楽しさが心に満ち溢れていることが分かる微
笑みで、逞しく陽に焼けたその顔をしわくちゃにさせていた。男は霊で
はなく、こんな山の奥の細道をたった一人自転車でツーリングしに来て
いる強者だった。しかもその自転車は、最近よく街で見かける、カラフ
ルなぴちぴちタイツを全身にまとい、ラグビーボールのような形のヘル
メットをかぶった人たちが、車に乗っている人たちが迷惑しているにも
かかわらず、颯爽と246を走りぬける、軽くてすばしこそうなあの自
転車ではなく、もうちょっとふつうっぽい街の自転車屋さんに売ってそ
うな庶民的な自転車なのだ。そんな自転車でこんな山の奥の細道まで来
て熊に出会ったらいったいどうするつもりなのか。彼の機嫌の良さは絶
頂にあった。山じゅうに響き渡る声で挨拶してくれた。それに対して僕
は無言で手を挙げ挨拶を返して追い越した。気持ちに余裕がなかった。
すげえ人もいるもんだ。今思えばなぜあのときバイクを降りて少しでも
立ち話をしなかったのかと悔やまれる。きっと面白い話が聞けただろう。
しばらくすると道が広くきれいになり、なんとなくクリスタルなライ
ンになる。景色が開けたところに出ると、崖に沿ったガードレールの向
こう、草木が生い茂る広く深い谷を挟んで、頂上付近に幾つもの巨石が
露出する荒々しい山岳地帯が眺められた。バイクを止めしばし観賞する
も熊への恐怖からすぐに頭をくるくると回して安全を確認し走り出す。
野猿谷林道との分岐点を超えても道の状態は相変わらず良くならないし
栗の毬はたくさん落っこちているし、そろそろいい加減緊張する道は終
わって欲しいと思い始めた、その時・・・・・(まあだ続く)

2008.09.05(金) 

東京〜中央道飯田山本〜浜名湖〜伊勢とツーリングして昨日の夜、東京
に帰ってきた。浜名湖から名古屋の高速で集中豪雨に遭ったけれど、そ
の他は降ったり止んだりでなんとか天気は持ってくれた。お伊勢参りも
行って、おかげ横町でかき氷のぜんざいも食べた。伊勢志摩スカイライ
ンからの伊勢湾の眺めは素晴らしかったなあ。やっぱりツーリングはい
い!








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